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仕事の満足度

結果考察

仕事の満足度の中でも、「生活との両立しやすさ」の観点における満足度に注目してみたところ、「係長/主任/リーダー」「課長/店長/室長/マネージャー」などといった中間管理職では満足度が低下する傾向が見られました。また、中間管理職は、その職に就く前後で「悪い意味でギャップがあった」と答える割合が高くなっています。仕事内容や給与、評価への満足度は非管理職より高いものの、働き方改革の推進や管理職ポストの減少、プレイングマネージャー化などによって、引き続き、中間管理職の負担が多い状況にあることがうかがえます。

株式会社パーソル総合研究所 研究員 金本 麻里

はたらくうえでの重視点

現在の仕事の満足度

現在の仕事を選んだ理由

はたらく前とのギャップ有無

仕事の価値観

結果考察

仕事の価値観では、昨今、話題のAIに関する回答結果に注目しました。まずは「上司がAIであること」に対して、今回の調査では「抵抗はない」と答えたのは全体の7.4%であり、まだまだ「AIの上司」を許容できる人は多くはないようでした。また、「AIの進化は仕事にとって味方だと思うか」については、75.9%が「味方だと思う」と回答し、4人に3人はポジティブに捉えていました。ただし、高年収者やIT/モノづくり系のエンジニアでは「味方」と捉える傾向が強いのに対し、物流系サービスの人たちでは「敵」とする回答がやや多いなど、職種をはじめ、置かれている立場によって見解が分かれるようです。

株式会社パーソル総合研究所 研究員 金本 麻里

仕事に対する意識

はたらくときの気持ち

キャリアプランの有無

仕事の内容

結果考察

人工知能(AI)の発達により、仕事や必要なスキルが変化するといわれています。中でも大きく影響されそうな語学系の資格(TOEIC・TOEFLなど)に着目すると、全体の9.3%が保有しており、会計系の資格(税理士・公認会計士・簿記など)の9.6%と同程度でした。年齢が若いほど保有者は多く、20代の13.4%が保有。また、高年収者に有資格者が多い傾向があり、1,000万円以上の高年収層では2割超が保有しています。しかし、語学系資格を「取ってよかった・役に立った」と答える割合は、平均的に見て資格保有者の約半数であり、高年収者でも同様の傾向でした。現状、語学系資格が役に立つかは五分五分のようです。

株式会社パーソル総合研究所 研究員 金本 麻里

資格について

能力への自信

労働環境

結果考察

人は、どのようなときに休暇(有給休暇)を取得するのでしょうか。今回の調査では、こうした休暇に対する価値観が年代によって異なることが浮き彫りになりました。年代が若いほど、「自分の誕生日や記念日のため」「家族の誕生日や記念日のため」「趣味のため」に休暇を取得する割合が多く、『自分のプライベートを充実させるために休暇を取得する』という価値観が、若い世代において強いことがうかがえます。他方で、「自分が通院するため」「冠婚葬祭のため」は年代が高い層ほど増加します。年齢を重ねるにつれ、これらの事情で休暇を取得するシーンが増えることが数字からも見て取れます。

株式会社パーソル総合研究所 研究員 金本 麻里

就業日数(1週間あたり)

出社頻度(1週間あたり)

残業時間(1ヵ月あたり)

サービス残業の時間(1ヵ月あたり)

休暇を取得するシーン

職場環境

評価制度

会社に求めること

理想とするはたらき方

職場の謎ルール

上司・同僚・人間関係

結果考察

ハラスメントへの意識が社会的に高まる中、特に敏感といわれる若年層に対し、及び腰な態度の上司もいます。しかし、調査では「何がハラスメントにあたるのか」の感覚について意外な結果が見られました。上司や先輩から「SNSアカウントを教えてほしいと言われた/友達申請された」「二人きりでの食事に誘われた」などプライベートに干渉する行為は、若年層のほうがハラスメントとは感じにくいようです。一方、「有給休暇を別日にするようお願いされた」「お酒を飲むかどうかや種類を確認せずビールを注文された」など個人の自由な権利を侵害する行為には、若年層のほうが敏感に反応するようです。ただし、いずれの行為も、年代に関係なくハラスメントと感じる人がいるので要注意です。

株式会社パーソル総合研究所 研究員 金本 麻里

管理職の経験

管理職になってよかったこと

管理職になってよくなかったこと

管理職の志望度

管理職の志望度の理由

経営層のタイプ

上司のタイプ

同僚のタイプ

部下のタイプ

仕事をする上で気をつけていること

ハラスメントの基準

ワークライフバランス

結果考察

「結婚後・子供が生まれた後の働き方の変化」について、それぞれを経験したことがある人に、「現実」と「理想」に分けて尋ねたところ、結婚後については、「家事の時間の増加」に大きな男女差が見られました。まず、現実に「家事の時間が増えた」女性は48.8%、男性は21.8%であり、家事負担が女性に偏っていることがうかがえます。しかし、理想では、結婚後に「家事の時間を増やしたい」男性は25.9%であり、女性の17.1%よりも多いのです。子供が生まれた後の家事の時間に関しても、まったく同じ傾向が見られました。男女ともに、家事が女性に偏っている現実を是正したい意識はあるようです。

株式会社パーソル総合研究所 研究員 金本 麻里

結婚・出産によるはたらき方の変化

結婚・子育てにおける周囲の協力

はたらきかたでパートナーに求めるもの

キャリア

結果考察

退社理由を会社に伝える際の「ホンネ」と「タテマエ」について注目してみました。「タテマエ」として会社に伝えた理由で多いのは、「ほかにやりたい仕事がある(18.4%)」「家族の事情で働き方を変える必要が出てきた(18.2%)」でした。しかし、それらは「ホンネ」では11.1%、13.5%しかおらず、建前どころか偽りの可能性もあるようです。一方、「ホンネ」で多い理由は、「人間関係が嫌になったから」「安定した収入が欲しいから」「会社の職場環境や社風が嫌になった」でした。転職の多くは人間関係や収入、職場環境が理由のようですが、それをありのまま会社に伝えている人はごく一部であることが分かります。

株式会社パーソル総合研究所 研究員 金本 麻里

転職経験

転職理由

副業

人生・プライベート

結果考察

近年関心の高まるSDGsについて、全17項目のうち関心がある項目を尋ねたところ、最も関心を集めたのが「すべての人に健康と福祉を」、次いで「貧困をなくそう」、「平和と公正をすべての人に」でした。人々のウェルビーイングに関する項目に関心が集まっていることが分かります。年代別に見ると、「ジェンダー平等を実現しよう」は若年層ほど関心が高く、全世代で19.5% だったのに対し、10代では38.0%、20代では24.8%が関心を寄せていました。一方、「気候変動に具体的な対策を」は年代が高い層ほど関心が高く、全世代では20.9%であるのに対し、50代の24.5%、60代の32.9%が関心を寄せていました。

株式会社パーソル総合研究所 研究員 金本 麻里

将来なりたい姿

将来のために準備していること

希望リタイア年齢

SDGsで関心が高いもの

平日の時間

余暇の過ごし方

プライベートの満足度

ふだんの暮らしでのゆとり

最終学歴

個人年収

世帯年収

世帯貯蓄金額

月々の小遣い